Épisodes

  • #72 紅葉の頃
    Nov 14 2025
    「七五三今日はお宮で五七五」(田原勝弘) 七五三のお祝いで一張羅の子供たちの姿に出会える日。 おじいちゃんおばあちゃんに抱かれた一枚の写真は、一生大切な想い出になりますね。 孫のためなら!と出費もかさむことでしょう。 「七五三お祝い多く爺誤算」(井上良登) 音でうまく遊んでくださいましたね。 「天気良く気温も下がり紅葉めで」(和子のダンナ) 週末は紅葉狩りにお出かけの方も多いでしょう。これぞ!という一枚、撮影したいです。 気をつけなくてはいけないのが 「ついに出たっ!ウチの前にもクマ親子」(こうみちゃん) どうぞ、穏やかな紅葉シーズンを。(水野晶子)
    Voir plus Voir moins
    30 min
  • #71 米と熊
    Nov 7 2025
    「孫たちになんと伝えよくまさんを」(坂の上のひこうき雲) 私は朗読するための本を探すため、絵本もよく手にします。 動物が登場するお話は多くて、中でもクマは絵本の中では大スターです。 無邪気な子熊や、愛情深いお母さん熊など、愛すべきキャラクーとして描かれますよね。 けれど、このところ熊による被害が連日のように伝えられて、なんとも辛い気持ちになります。 「なんやろか今年の漢字米か熊」(紀州の梅里) 確かに、米の不足、高騰、そして米国大統領の発言に一喜一憂せざるを得ない現状。 そして熊問題。 どちらに対しても即効の手立てはなく、不安を解消できない秋です。 最後にほっこりする秋の一句を。 「秋風が離れた心くっつける」(背黄青鸚哥) (水野晶子)
    Voir plus Voir moins
    30 min
  • #70 早苗川柳
    Oct 31 2025
    早苗といえば、お米の話だと思い込んでいましたが、今は違う意味で、川柳ワールドにデビューしてきました! 「裏金もサラッと混ぜて早苗色」(菩提寺太郎) 驚きましたよ、早苗人事。もう、あの問題は、なかったことに?? 「早苗植え実りの秋までもつやろか」(あさまがたけ) ノーベル平和賞に推薦された人が、核実験再開を宣う現実。早苗川柳の盛衰や、いかに?(水野晶子)
    Voir plus Voir moins
    30 min
  • #69 膝ポン!川柳
    Oct 24 2025
    今朝は桐子先生が、川柳アドバイザーとしてご出演くださいました。 話題の中心は「膝ポン!川柳」。 思わず、膝を叩いてしまう川柳です。 「朝晩はちょっと冷たい便座かな」(ゆみちゃん) この季節、誰もが感じる瞬間ありますよねえ、でもそのことをわざわざ誰かに話す程でもない。 そんな小さな発見を五七五にまとめると「わかるわかる?!」と、膝を叩きたくなるものです。 「スーパーに上着一枚いる季節」(モンブラン) これも、わかるわかる! 両方の句に共通しているのは、ごく日常空間の、ごく日常動作の中に、小さな発見をしたところですよね。 何も特別なことをする必要はありません。膝ボン川柳のタネは、日々の暮らしで、誰もが思っていることに在るようです。 そう思えば、お手洗いもスーパーも、一気に川柳ワールドへの旅となりますよ。(水野晶子)
    Voir plus Voir moins
    30 min
  • #68 落ち着いた秋は、どこ?
    Oct 17 2025
    「ちゃんと来たないかと思った秋が来た」(良牙さまのいいなずけ) ほんまですねえ、来ました来ました! 「あれっ!いまの振り向き探す金木犀」(坂の上のひこうき雲) 香りも秋のものになってきます。でも、食卓はというと、 「新物のサンマ買えても米買えず」(山本忠明) 一方、政局は秋の大波乱。 「早苗さん上り詰めたね高い位置(高市)」(くずれ荘管理人) 「早苗さんわたしやったらねられへん」(花散里の母) でも、数合わせの渦に、お米のや物価高対策は、どこへやら。 「どうなってる新米出ても値下がらず」(ピンクなアン) センセイ方ど、っちを見てますかー?(水野晶子)
    Voir plus Voir moins
    30 min
  • #67 忘れる?忘れない?
    Oct 10 2025
    「バケバケ」を「ゲバゲバ」と言うシニアです」(花散里の母) 思わずゲバゲバ90分を思い出した私も、シニアです。 「立ち上がり何で立ったか妻に問う」(酔いどれおやじ) 今しがたのことも、アレレ?では長期記憶はいかがですか? 「記憶消え黙って過ごす同窓会」(吉川泰司) 同窓会川柳はこれまでにも沢山お寄せ頂きましたが、沈黙の同窓会川柳は初めてかも? みんな弱点を持ち合って集まるのが、同窓会かもしれません。 ところが、忘却力を発揮できず、かえって辛い思いをするときもあるから、ややこしいですねー。 「忘れたいこと覚えてる頑固脳」(歩くアザラシ)   (水野晶子)
    Voir plus Voir moins
    30 min
  • #66 また値上げ また総裁選
    Oct 3 2025
    「貧困の話できるの?料亭で」(トラのネコ) この一句は、政界の中枢と国民感情の乖離を、見事に表してくれていると思います。 「また値上げつぎの節約知恵絞る」(たっくる) まだやれること、ありますか?私はお風呂の水位を下げました。 首まで浸かるのは、難しいです、トホホ。 「秋の季語総裁選を加えます」(やぶちゃん) 国のリーダーよ、川柳に込められた怒りを、読み取れますかー?(水野晶子)
    Voir plus Voir moins
    30 min
  • #65 秋の色 森の息
    Sep 26 2025
    桐子先生の赤い口紅の話題から始まった、今日の番組。秋は色の変化に敏感にさせてくれる季節です。 「暑くてもビールの缶には秋がくる」(坂の上のひこうき雲) 秋の彩りを感じるために、どこかの森や山など自然中に出向かずとも、日常の人工的なもので面白い発見ができますよね。変化は、目に見える色だけではありません。 「イヤホンを外して気づく森の息」(逆さ蛍) 虫や風の音も秋のものになります。それを森の「音」とせずに「息」としたことで、生命感が伝わってくるようですね。一文字を工夫するだけで効果絶大!あなたもどうぞ、秋の描写に一工夫を加えてみてください。(水野晶子)
    Voir plus Voir moins
    30 min