Épisodes

  • 第12回|女子最終戦はなぜ質素に見えた?フェニックスとリコーカップ、芝の演出差
    Dec 19 2025

    第12回は、女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ」を現地観戦した畑さんが、コースの見え方をグリーンキーパー目線で解説する回です。

    畑さんがまず口にしたのは「フェニックス(ダンロップフェニックス)と比べると、なぜか質素に見える」という違和感。その理由を、芝の良し悪しではなく「芝の演出差」という視点で整理します。

    高麗グリーンの冬の表情と色の残し方、オーバーシードによる“映え”とベース作りの境界線、さらに花時計や景観づくりがコースの印象やプレー環境に与える影響まで、現場の判断として掘り下げました。

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  • 第11回|なぜスコアが伸びるのか?元キーパーが斬る「美しいラフ」と「止まるグリーン」
    Dec 12 2025

    宮崎県のフェニックスカントリークラブで2025年11月20日~23日に開催されたダンロップフェニックストーナメント。

    この現地視察をきっかけに畑さんが語る「フェニックスレポート3部作」の最終回です。

    見た目は美しく仕上がったコースでも、プロの視点で見ると「なぜスコアが伸びるのか」の理由が明確に見えてきます。話題は、フライヤーが起きにくいラフの構造から、ボールがピタリと止まってしまうグリーンの「足(転がり)」についてまで。

    「私ならこう仕上げる」という畑流の柔らかくて硬いグリーン管理術や、海外コース(キクユ芝)との難易度の違いなど、ここでしか聞けないディープな技術論が満載です。



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    21 min
  • 第10回|「オーガスタの美学」をフェニックストーナメントで再現するなら ?
    Dec 5 2025

    宮崎県のフェニックスカントリークラブで2025年11月20日~23日に開催されたダンロップフェニックストーナメント。

    この現地視察をきっかけに畑さんが語る「フェニックスレポート3部作」の第2作目です。

    今回のテーマは、畑さんが現地を歩きながら思い浮かべた「フェニックスで、オーガスタの美学を再現することは可能だ」という視点です。

    鍵になるのは、エッジングと松葉

    一見細かな作業に思われがちですが、実はコースの印象もプレーの公平性も左右する「輪郭づくり」の要となる仕事です。

    フェニックスをフェニックスらしく、そして「オーガスタ級」に魅せるためには何が必要なのか。

    トーナメントという非日常を支えるコースデザインを、現場目線で語ります。


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  • 第9回|フェニックストーナメントの真っ青な芝の裏側
    Nov 28 2025

    宮崎県のフェニックスカントリークラブで2025年11月20日~23日に開催されたダンロップフェニックストーナメント。

    この現地視察をきっかけに畑さんが語る「フェニックスレポート3部作」の第1作目です。

    今回は、テレビ画面に映る「真っ青なフェアウェイ」がどんな技術で生み出されているのか、そしてその美しさの裏で、本来見落としてはいけない「ベース作り」の重要性について話しています。

    今回の中心テーマは オーバーシーディング

    ベースと表面処理のバランスを誤ると、プレーのフェアネスにも影響してしまう。 そんな光と影の両面を、現場目線で掘り下げます。


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    20 min
  • 第8回|ゴルフコース設計家の意図が消えるメンテナンスの落とし穴
    Nov 21 2025

    今回のテーマは、「ゴルフコース設計家の意図が消えるメンテナンスの落とし穴」についてです。

    長年コース管理をしてきた畑さんが、

    • 戦略型コース設計
    • グリーン形状とスピードの関係
    • リスクを取ったプレーヤーに「ご褒美」が用意されている構造
    • 設計意図を壊す典型的なメンテナンスのミス などを語ります。

    コース設計家は、プレーヤーの動線からスコア分布まで緻密に考えてグリーンやバンカーを配置しています。 しかしその意図がキーパーに伝わらないと、 「転ばない」「締まらない」「ただ難しいだけ」 という残念な仕上がりになることも少なくありません。

    コース設計 × メンテナンス。 この2つが噛み合った時にだけ、ゴルフ場は本来の姿を見せ始めます。

    設計家が何を考え、キーパーがどう受け取るべきか」 を深掘りした回です。


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  • 第7回|「グリーンを仕上げる」とは何か? 春へ逆算するグリーンづくり
    Nov 14 2025

    第7回のテーマは「グリーンを仕上げるとは何か」。
    一見シンプルに聞こえるこの言葉の裏側には、季節をまたいで積み重ねる長い準備と、秋から春へ向けて続く逆算の思考があります。

    仕上げとは、表面をきれいに整える作業ではありません。
    芝が健全な状態であることを前提として、「正しく反応できる状態」を整えていく、長いプロセスの先にあるものです。

    春の仕上げは春にはじまらない。
    芽が動き出すより前、秋の段階から組み立てていくことで、
    春に狙ったスピード・硬さ・転がりをつくることができる。
    仕上がったグリーンとは何か。
    「見たまま転がる」とはどういう状態か。

    現場のリアルな感覚と、長いスパンで芝を見続けてきた思考の流れを、いつも通り率直に語り合いました。

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  • 第6回|グリーンを「診る」技術。色・硬さ・匂い・根から芝を読む
    Nov 7 2025

    グリーンキーパーの仕事は、朝の観察から始まります。芝の色・硬さ・匂い・踏み心地・根の張り方。それらを総合的に読み取って、その日の判断(刈高・散水・養生)を決めていく。

    第6回目のテーマは「観察」。

    畑さんが毎朝18ホールを歩きながら、
    どんな視点で芝を見ているのか、
    どんな感覚で違和感を察知しているのかを掘り下げます。

    芝と「対話する」とはどういうことか。
    経験を積むと何が見えてくるのか。
    そして次世代のグリーンキーパーに必要な「観察の力」とは。現場を知る人ほど、深く頷ける回になりました。

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  • 第5回|ルーティンを壊す。芝と向き合うと言う仕事
    Nov 1 2025

    コース管理の仕事は、季節ごとに決まった作業の積み重ね。

    けれど、ただ同じことを繰り返すだけでは、本当の面白さには辿り着けません

    芝のわずかな変化を感じ取り、自分の技術と知識と工夫をそこに投入する。

    同じ作業でも結果が変わる、その瞬間こそがコース管理の醍醐味です。

    第5回は、「ルーティンにしない」コース管理の仕事の向き合い方について話しました。


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    19 min