株式会社ずんだもん技術室AI放送局

Auteur(s): 株式会社ずんだもん技術室AI放送局
  • Résumé

  • AIやテクノロジーのトレンドを届けるPodcast。平日毎朝6時配信。朝の通勤時間や支度中に情報キャッチアップとして聞いてほしいのだ。(MC 月:春日部つむぎ、火水木:ずんだもん、金:お嬢様ずんだもん)
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Épisodes
  • 株式会社ずんだもん技術室AI放送局 podcast 20250507
    May 6 2025
    関連リンク DoomArena: A framework for Testing AI Agents Against Evolving Security Threats この論文は、「AIエージェント」と呼ばれる、私たちの代わりに様々な作業を自動で行ってくれるプログラムのセキュリティをしっかり評価するための新しい仕組み「DoomArena」について紹介しています。AIエージェントはこれから色々な場所で活躍が期待されていますが、もし悪意のある攻撃に弱かったら困りますよね。そこで、どんな脅威に対してどのくらい強いのかをテストすることがとても重要になります。 DoomArenaは、このセキュリティテストをもっとやりやすくするために、以下の3つの考え方で作られています。 プラグイン可能: Webサイトを操作するエージェントや、他のツールを呼び出して使うエージェントなど、現在ある様々なエージェントの実行環境に簡単に追加して使えます。設定可能: どんな部分を攻撃対象にするか、どのような脅威を想定するか(例えば、悪いユーザーが操作する場合か、エージェントが使っている環境自体が悪い場合かなど)を細かく設定できます。モジュール式: 攻撃手法自体と、その攻撃をどの環境で実行するかを分けられるので、一度作った攻撃を色々な種類のエージェントや環境に対して試すことができます。 DoomArenaを使うことで、新しい種類の脅威にも対応しやすくなったり、これまでに考えられていた様々な攻撃手法を組み合わせて、より厳しく、きめ細かいセキュリティテストができるようになります。また、エージェントが持つ様々な弱点(脆弱性)と、本来の性能とのバランス(トレードオフ)を分析することも可能です。 このフレームワークを使って、現在最新のAIエージェントをテストしたところ、いくつか面白いことがわかりました。 最新のエージェントでも、想定する脅威の種類(悪意のあるユーザーによるものか、環境によるものかなど)によって、どのくらい脆弱かが異なり、全ての脅威に対して完璧に強いエージェントは見つかりませんでした。複数の攻撃を同時に仕掛けると、個別の攻撃よりもずっと効果的になる場合が多いです。特定のルール(ガードレール)で動きを制限するような簡単な防御策は効果が薄い傾向がありましたが、高性能な最新のAIモデル(LLM)を使った防御策はより有効なようです。 このDoomArenaフレームワークは公開されており、AIエージェントの開発者やセキュリティに関心のあるエンジニアが利用できるようになっています。AIエージェントをより安全に開発していく上で役立つツールと言えるでしょう。 引用元: https://arxiv.org/abs/2504.14064 LLM Performance Benchmarking: Measuring NVIDIA NIM Performance with GenAI-Perf LLM(大規模言語モデル)を使ったアプリケーションを開発する際、その性能を把握することは非常に重要です。これは、どこに改善の余地があるかを見つけたり、サービス品質(レイテンシなど)と処理能力(スループット)のバランスを調整したり、どれくらいの数のサーバーが必要かを見積もったりするために役立ちます。 この記事では、LLMの性能を測るためのツール「NVIDIA GenAI-Perf」と、NVIDIAが提供するLLM推論サービス「NVIDIA NIM」を組み合わせてMetaのLlama 3モデルの性能を評価する方法が解説されています。 GenAI-Perfは、LLMサービスの応答性能をクライアント側から測定できるツールです。具体的には、最初の単語が表示されるまでの時間(Time to First Token: TTFT)、単語が出てくる間隔(Inter-token latency: ITL)、1秒あたりの単語数(Tokens per second: TPS)、1秒あたりのリクエスト数(Requests per second: RPS)といった重要な指標を測ることができます。GenAI-Perfは業界標準となっているOpenAI APIの仕様に準拠した多くのLLMサービスに対応しています。 NVIDIA NIMは、LLMを素早く簡単に、そして高性能に動かすためのソフトウェアパッケージです。高性能なLLM(例えばLlama 3)をOpenAI API互換の形式で提供できるのが特徴です。 記事では、実際にNIMを使ってLlama 3モデルを起動し、次にGenAI-Perfを使って性能を測定する手順が紹介されています。具体的なコマンド例や、入力や出力の文章の長さ、同時に処理するリクエスト数(同時接続数)...
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  • 私立ずんだもん女学園放送部 podcast 20250502
    May 1 2025
    関連リンク ClineとDDDと私 この記事は、「AIちょっと苦手おじさん」だった筆者が、AIエージェント「Cline」を使い始めた経験と、開発現場での具体的な活用方法について紹介しています。特に、DDD(ドメイン駆動設計)などの考え方を取り入れた保守性の高いコードベースが、AI活用にいかに重要であるかを強調しています。 筆者は、VSCode拡張機能のClineを、GitHub Copilot経由でClaude 3.5 Sonnetモデルと組み合わせて使用しています。最初はタスクの指示の粒度や効率的な進め方に悩みましたが、試行錯誤の結果、効果的な使い方が見えてきました。 AIに開発タスクを任せる上で、なぜ保守性の高いコードが重要なのでしょうか。それは、AIが正確なアウトプットを出すために必要な「コンテキスト情報」を小さく抑えることができるからです。複雑な全体像を知らなくても、特定の小さな部分だけを理解すれば作業できるようなコード(「コンテキストの局所化」)は、AIにとっても扱いやすいのです。DDDやクリーンアーキテクチャは、関心事を分離し、このコンテキストを局所化するのに役立ちます。 また、AIは自然言語で学習しているため、クラス名やメソッド名から振る舞いが予想しやすい、いわゆる「自然言語としての可読性が高い」コードは、AIにとっても理解しやすく、期待通りのコードを生成する可能性が高まります。現時点では、「AIフレンドリーなコード」は「人間が読みやすいコード」とほぼ同じだと言えるでしょう。 具体的なタスク分担の例として、新規機能開発におけるバックエンド(SpringBoot/Kotlin)とフロントエンド(React/TypeScript)でのClineの活用が紹介されています。 バックエンドでは、 UseCase(アプリケーションロジック)のユニットテスト実装Controller(UI層とUseCaseの連携)の実装Repository(ドメイン層とインフラ層の連携)の実装 といった、定型的な作業やモック設定が面倒な部分をClineに任せています。特に、DDDにおけるレイヤードアーキテクチャによって関心事が分離されていることが、AIに任せやすいタスクの切り出しに繋がっています。 フロントエンドでは、 デザインシステムに基づいたコンポーネントライブラリの実装アプリケーション固有の個別コンポーネント(API連携やフォーム処理など)の実装 などに活用しています。React/TypeScriptはVSCodeとの連携やAIモデルの学習量の多さから、より良いコード生成が期待できるようです。 Clineを効果的に使うためのTIPSとして、以下の点が挙げられています。 参考にしたい既存コードをVSCodeで開いておく(AIが参照しやすくなる)Plan(計画)段階でAIの応答を確認し、指示を調整してからAct(実行)する.clinerulesファイルにプロジェクト共通のルールを記述しておくClineとのやり取りを記録・共有する(振り返りやナレッジ共有のため)Clineに「キャラ付け」して楽しく使う まとめとして、DDDのようなレイヤードアーキテクチャによる関心事の分離は、AIが必要とするコンテキストを減らし、効率的なタスク分担を可能にすることが筆者の経験から分かったそうです。AIの進化にも期待しつつ、今後も人間が理解しやすい「ヒューマンリーダブルなコードベース」を維持していくことの重要性を改めて認識しています。新人エンジニアの皆さんも、こういったAIツールを使いこなし、開発をより効率的で楽しいものにしていきましょう。 引用元: https://tech.codmon.com/entry/2025/05/01/132700 AIエージェントを使って実際にアプリ開発→リリースした経験・知見を共有する この記事では、AIエージェント「Claude Code」を使ってiOSアプリ「電光石火」を実際に開発・リリースした経験から得られた知見が共有されています。AIによるコーディングツールは増えていますが、プロダクトとして完成させた例はまだ少ないため、実践的な情報として参考になります。 著者が感じたAIエージェントの最大のメリットは、開発速度の向上です。体感で通常の3〜5倍速く開発できたとのこと。簡単な指示で動くコードをすぐに生成できるため、ゼロから考えるよりも、まずAIにたたき台となるコードを書かせ、それをベースに作業を進めるのが非常に...
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  • 株式会社ずんだもん技術室AI放送局 podcast 20250501
    Apr 30 2025
    関連リンク NotebookLM の音声概要が日本語を含む 50 以上の言語で利用可能に Googleが提供するAIツール「NotebookLM」に、新しい機能として「音声概要」が追加され、この度、日本語を含む50以上の言語に対応しました。 NotebookLMは、皆さんが持っているドキュメント(PDFやテキストファイルなど)をアップロードすると、その内容を理解して要約を作ったり、内容について質問に答えたりしてくれるAIツールです。たくさんの資料を読まなければならないエンジニアの仕事でも、情報収集や内容の把握を助けてくれる便利なツールとして使うことができます。特に、新人エンジニアの皆さんが新しい技術やプロジェクトに関わる際、大量のドキュメントを読む必要が出てくる場面で役立つでしょう。 今回アップデートされた「音声概要」機能は、アップロードした資料の内容を、ポッドキャストのように音声で聞きながら概要を理解できる機能です。これまでは主に英語で提供されていましたが、Googleの最新AI技術であるGemini 2.5 Proなどを活用することで、日本語を含む50以上の幅広い言語で音声概要を生成できるようになりました。 この機能が日本語に対応したことで、特に日本のエンジニアにとっては、情報収集の幅が大きく広がります。例えば、最新の技術情報は海外から発信されることが多く、英語のドキュメントやブログを読む機会も多いかと思います。NotebookLMに英語の資料をアップロードし、出力言語を日本語に設定すれば、その内容の要点を日本語の音声で手軽に確認できます。英語を読むのが得意でなくても、まずは音声で全体像を掴むことで、効率的に情報を取り入れることができるようになります。これは、日進月歩の技術の世界で学び続ける上で、非常に役立つはずです。 さらに、NotebookLMの設定で出力言語を簡単に切り替えられるため、音声概要だけでなく、AIとのチャットによる質問応答も好きな言語で行えます。これにより、多様な言語の資料を扱ったり、国際的なチームでの情報共有を円滑にしたりすることにもつながる可能性があります。 NotebookLMの音声概要機能の多言語対応は、世界中の人々が言語の壁に阻まれることなく、必要な情報にアクセスし、学習や仕事に役立てることを目指しています。新人エンジニアの皆さんにとって、新しい技術や知識を効率的に習得するための強力なアシスタントとなるでしょう。ぜひ一度NotebookLMを試してみて、その便利さを体験してみてください。 引用元: https://blog.google/intl/ja-jp/company-news/technology/notebooklm-50/ MCPでLLMはどう進化する? LLM(大規模言語モデル)は急速に普及し、その能力は単なるチャットから、複雑なタスクをこなすAIエージェントへと進化しようとしています。これまでのAIエージェントの仕組み(例:ChatGPTの拡張機能やAIコーディングツール)は、使えるツールやサービスに制約があったり、設定が難しかったりといった課題がありました。 このような背景から登場したのが、MCP(Model Context Protocol)という新しい技術です。MCPは、LLM(AI)と様々な外部ツールやサービス(ファイルシステム、Web検索、各種アプリケーション、ハードウェアなど)が連携するための「共通のルール」や「約束事」と考えると分かりやすいでしょう。例えるなら、私たちの指示を聞く「ドラえもん」(MCPホスト)が、目的に合わせて様々な「ひみつ道具」(MCPサーバ)を選んで使ってくれるようなイメージです。 MCPを使うことで、LLMはまるで手足を得たかのように、多様なツールであるMCPサーバを組み合わせて、より複雑で具体的なタスクを自律的にこなせるようになります。例えば、Web検索、情報整理、CAD設計、3DCG作成など、様々な作業が可能になります。また、目的に合わせてMCPサーバを選択したり、自作したり、組み合わせたりする自由度が高まり、特定のサービスへの依存度を下げることができます。 MCPを使うためには、PC環境やMCPホスト、連携したい外部サービスの設定が必要です。少し手間がかかる場合もありますが、設定自体をAIに手伝ってもらうこともできます。 自分でMCPサーバを「作る」ことも可能です。これは、...
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