Obtenez 3 mois à 0,99 $/mois

OFFRE D'UNE DURÉE LIMITÉE
Page de couverture de ArTrip Studio

ArTrip Studio

ArTrip Studio

Auteur(s): August
Écouter gratuitement

À propos de cet audio

ArTrip Studioでは、旅先の美術館の楽しみ方や、教養としての芸術について学ぶことができるコンテンツを発信しています。 Art × Tripをテーマに実体験を交えながら、ゆるく真面目に語っています。 訪れた美術館や鑑賞したアートの写真はnoteに掲載しています。 https://note.com/augustartripAugust Art
Épisodes
  • #14 神戸・大ゴッホ展レポート。名画「夜のカフェテラス」はなぜ生まれたか? オランダ屈指のコレクションで紐解くゴッホの人生と、展覧会の楽しみ方
    Dec 12 2025

    旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第14回の旅先は、神戸市立博物館で開催中の「大ゴッホ展」です。

    オランダの「クレラー・ミュラー美術館」から、ゴッホ作品50点以上が来日する貴重な機会。今回の展覧会の面白さは、有名な傑作だけでなく、そこに至るまでの実験や失敗も含めた成長プロセスが見られることです。

    なぜ初期の絵はあんなに暗いのか?パリで受けた衝撃とは?そして、どうやって「夜のカフェテラス」の鮮やかな色彩に辿り着いたのか?

    注目の作品をピックアップしながら解説します。神戸だけでなく、今後は東京でも開催されるので、これから行く際の予習や鑑賞後の振り返りとしてお楽しみください。


    【今回のハイライト:こんなことがわかります】

    ・ゴッホの名作が日本に集結:なぜ今、これだけの傑作が見られるのか? ヘレーネ・クレラー=ミュラーの情熱とコレクション。

    ・オランダ時代の苦労:暗い作風の理由と、孤独と愛への渇望。

    ・パリでの色彩革命:「レストランの室内」の荒い点描と、「石膏像のある静物」による色彩実験。

    ・「夜のカフェテラス」の背景:黒を使わない夜、青と黄色の対比。耳切り事件の3ヶ月前に描かれたアルルの街。

    Voir plus Voir moins
    32 min
  • #13 大阪万博・壊れゆく大屋根リングの背景と意味、訪問時の思い出
    Dec 11 2025

    旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第13回のテーマは、閉幕後に解体が始まった大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」です。

    ニュースで流れる解体映像を見て、皆さんは何を感じましたか? 開催前は無駄遣いとも言われた巨大な木造建築。 しかし、実際に夢洲に降り立ち、強烈な木の香りに包まれながらあのリングの下を歩いた体験を考察しました。

    なぜ、デジタル全盛の時代に「木」だったのか? なぜ、バラバラなパビリオンを「円」で囲む必要があったのか?

    今回は、足が棒になるほど会場を歩き回った一人の来場者としての実体験をベースに、リングの建築美、ヨーロッパや中東など各国のパビリオン、そして大人気のミャクミャクたちが作り出していた熱狂について語ります。


    【今回のハイライト:こんなことがわかります】

    ・原始の森の匂い:ハイテクの祭典を包んでいた、木の香りと伝統工法「貫(ぬき)」。

    ・円環の中のパビリオン:異彩を放つオランダ館、砂漠の風を感じる中東館、アート性の高いフランス館。リングが肯定した多様性。

    ・ミャクミャクとこみゃく:幾何学的なリングへの対比として増殖した、有機的な生命。

    ・解体は終わりではない:一部保存と再利用。循環する建築「大屋根リング」が完成する瞬間。

    Voir plus Voir moins
    26 min
  • #12 ヴェネチアの裏側へ。フォンダシオン・プラダ「Diagrams」で見た、沈む街の記録と日本の耐震図
    Dec 10 2025

    旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 今回の旅先は、イタリア・ヴェネチアの「フォンダシオン・プラダ(Fondazione Prada / Ca' Corner della Regina)」です。

    すでに会期は終了してしまいましたが、記憶に残しておきたい企画展『Diagrams(ダイアグラム)』について語ります。

    複雑な路地を歩いて辿り着いた、18世紀の宮殿。 そこで展示されていたのは、世界を理解しようとする「図」や「グラフ」たちでした。

    窓の外に海が見える場所だからこそ刺さる気候変動データのリアリティ。 そして、異国の地でまさかの再会を果たした日本の耐震設計図。 水と戦う街で見る、地震と戦う国の図面。 マクロな建築からミクロな人体まで、見えない構造を可視化しようとする人間の知的な営みについて。

    古びたバロック宮殿での思考の旅をお届けします。


    【今回のハイライト】

    ・カ・コルネル・デッラ・レジーナ:徒歩で向かう迷宮の旅。歴史ある宮殿と現代アートの対比。

    ・切実なダイアグラム:窓の外はすぐ海。沈みゆく街で見る気候変動データが突きつける未来。

    ・日本との意外な接点:イタリアの宮殿になぜ耐震設計図が? 自然に抗う人間の生存戦略としての共通点。

    ・情報の迷宮:すべてを理解できなくてもいい。思考のプロセスを追体験する贅沢さ。

    Voir plus Voir moins
    13 min
Pas encore de commentaire