Épisodes

  • EP. 538『@石巻 、其ノ一 - ずんだ!ずんだ!歌いたくなる美味しいずんだ!』
    Dec 15 2025

    石巻で「ずんだ」のお菓子を食べました。「ずんだ餡」の材料といえば「枝豆」ですが、「青ばた豆」でも作るそうです。この「青ばた豆」は、東北では出汁に浸して食べることもあるとか。「青ばた豆」と「枝豆」それぞれ味わいがあって美味しいので、食べ比べてみるのもおすすめです。

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  • EP. 537『@松島 、其ノ四 - カステラかまぼこ、卵は万能』
    Dec 11 2025

    松島湾に大きな満月が昇る夜、思い浮かんだのは“卵”という万能食材。茶碗蒸し、オムレツ、オムライス、プリン──形を自由に変えながら、人の暮らしに寄り添う味わいです。そんな卵料理の中でも、意外と一年に一度しか食べないという声も多い「伊達巻き」。そのルーツには、伊達政宗がローマへ遣わした支倉常長が持ち帰った“ロールケーキ”があるとも言われ、卵と魚のすり身を使った和洋折衷の知恵が詰まっています。

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  • EP. 536『@松島 、其ノ三 - エンヤドットエンヤドット、ナマリブシを食べたいギョー』
    Dec 10 2025

    エンヤドットエンヤドットの掛け声でおなじみ、松島を代表する民謡「大漁唄い込み」。カツオ漁などの大漁を祝う歌でした。今では珍しくなったと言われる「ナマリブシ(生利節)」で、松島のカツオをいただきました。通常のかつお節か何度か燻製を繰り返して作るのに対して、「ナマリブシ」の燻製は一度だけ。だからなのか、カツオそのままの味が、芯のあたりに残っていて絶品でした。松島ではこうしてカツオをいつでも食べられるように工夫を凝らしていました。

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  • EP. 535『@松島 、其ノ二 - かまぼこ・ポワソン・キュイットリー』
    Dec 9 2025

    松島に行くと「笹かまぼこ」が売っています。かまぼこはフランスの「シャキュイットリー」に匹敵するものだと思います。ハム・ソーセージ・やテリーヌ。肉に火を入れた加工食品のことです。かまぼこもさかなに火を入れてつくっていることからいわば「ポワソン・キュイットリー」です。「笹かまぼこ」は、松島ゆかりの伊達家の家紋「竹に雀」の竹の笹にちなんで名付けられたそうです。その焼き目がつけられたかまぼこは、蒸したかまぼことは違う、見た目のおいしさも醸し出しています。

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  • EP. 534『@松島 、其ノ一 - 手間を掛けて焼く紅蓮』
    Dec 8 2025

    松島で、お米を使った「紅蓮」というお菓子を頂いて来ました。炭火で焼くとグネグネと生き物のように動いて、表と裏をひっくり返すとちょっと焦げ目がついて、いい香りがします。まさに手間ひまをかけて作られているからこそ味わい深いお菓子なんですが、実はこの「紅蓮」は鎌倉時代の尼さんの名前から付けられています。そこにはどんな物語があるのでしょうか?

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  • EP. 533『@塩竃 、其ノ四 - 阿部勘、鶏、金魚酒』
    Dec 4 2025

    宮城県・塩釜で訪れた蕎麦店「しおがま庵」店の向かいに立つ大鳥居は、東日本大震災の津波が“そこで止まった”場所。その4メートル下にあった酒蔵・阿部勘さんは津波で大きな被害を受けましたが、見事に復活。こちらでは、縁起の良い「ミミズク」と「鶏」のラベルを2枚重ねたお酒を販売しています。めでたさを取り込み、災厄を乗り越え、日々にメリハリをつける。そんな塩釜の知恵は、お酒の一滴にも宿っています。

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  • EP. 532『@塩竃 、其ノ三 - 菊そばとのりのせかけそば』
    Dec 3 2025

    塩釜の「しおがま庵」というそば屋さんで、そばに菊を練り込んだ「菊そば」をいただきました。このお店は月ごとに、旬のものを使った変わりそばを提供しているようです。お店の近くには「曲水」があり、平安時代から塩釜が「憧れの地」であったことがしのばれます。また、お店には「花巻」というメニューがありました。宮城県七ヶ浜で採れたおいしいのりをちりばめた「かけそば」です。これだけでふつうのかけそばとは、全然違った味わいがあるそうです。

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  • EP. 531『@塩竃 、其ノ二 - 見せ塩 振り米』
    Dec 2 2025

    塩はなくてはならないものです。盛り塩にして「結界」を作ったりするだけでなく、病にかかっている人に塩を見せて(見せ塩)、耳元で米を振る音を聞かせる(振り米)と、病魔が退散するとも信じられていました。塩釜にある「鹽竈神社」に祀られている塩土老翁神(しおつちおじのかみ)は、人々に塩の作り方を教えたといわれています。日本各地、そして世界各地においしい塩がたくさんあります。料理によって塩を変えてみると味も気分も変わります。それだけでなく気分が優れないとき、自分自身に塩をふりかけてみると、気分が一掃されるかもしれません。

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